ホテルや飲食店において、収益を決める要員として、
・単価
・回転率、稼働率
・コスト
がある。
アメリカのホテル業界で、きちんとデータを取った結果に基づくと、
単価1%アップによって、収益が11%アップしたらしい。
稼働率1%アップによっては、収益が7%アップ、
コスト1%削減によって、収益は3%アップしたとのこと。
閑散期などや、情勢によって売上不振が続く時、ホテル業界や飲食点では単価を下げるところが多くある。
しかし、上の結果によれば、1%の単価ダウンによって11%の収益ダウンにつながることが考えられる。
そういったデータはないので、単純に逆を考えるのは不適切かもしれないが。。。。
売りがげ振るわないから、稼働率が低いからと言って、単価を下げ、コストカットをするが、
単価を下げ、10%以上の収益ダウンがあったなら、コストを下げたところで、トータル的には、さらなる収益ダウンにつながりかねない、ということ。
安易に人員カットや、ホテルで言えばアメニティなど、飲食店で言えば食材など、のコストカットをするべきではなく、
売上アップにつなげたいなら、客が求めるサービスの質を向上させることによって、
単価をアップした方が、売上アップにはつながるということ。
単価を上げることによって、稼働率は下がるかもしれないが、
単価1%アップ、稼働率1%ダウン、コスト1%アップの場合、
+11% –7% –3% = 1%
であるので、結果的には、売上はプラスになって行く。
「コーラを1000円で売る方法」という本にもあるように、
客が求めるもの、客にとって価値のあるもの、を提供すれば、回転率は上がって行くし、
単価が高くても、需要は出てくる。
レベニューマネジメントは、それだけ重要だということ。
儲かるホテル・旅館の秘密